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3Dプリンターの今後の展望について
2025.4.11
業務で3Dプリンターを2年ほど携わってまいりましたが、この数年でFDM機種と光造形機種は大きく進化していると感じます。
まず、FDM機種ですが、前回のブログでも触れましたがOSが進化してある程度細かなディティールの物を造形するようになり、それに合わせて多色出力ができる機種がコンシューマレベルで可能となったことが大きいです。
個人的には、ノズルの最高温度を350℃前後まで出せる物が現れ、エンプラと呼ばれる業務用素材が扱えるようになった事と、出力前のレベリング調整をオートで行う物も出てきた事に魅力を感じます。(もっとも、オートレベリングは現状一長一短で癖のある機能な面もありますが……)
出力サイズの大型化も進んでいる印象もあり、大型の出力品を一度に出せる機種の導入も検討する必要があるかな、とも考えています。(搭載機能と価格次第ですが)
光造形に関しては、この2年で出力解像度が2桁になったことが大きな出来事だと思いますが、個人的にはこれ以上の解像度向上はしばらくは起きないと思います。
実際、各メーカーはオートレベリングやレジンの回収・保温機能を取り付けるなどといった付加要素の強化に努めており、今後も続くのではないでしょうか。
これら両機種ともに共通して機能改善をしようとしているのはやはり出力速度の向上だと考えてます。
コスト面の低下にもつながるので、注目していきたいです。