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リバースエンジニアリングとその展望

2018.3.22

「リバースエンジニアリング」というとまだまだ耳慣れない外来語といった様相です。

ただ、完成品を分解し技術を読み取ることといえば、

かつて西洋で発明された工業製品を見よう見まねで取り入れ、

改良してきた日本の工業の歴史を思い出していただけるかもしれません。

こうした考え方も、特許の問題や技術の複雑化に伴って、

製品開発に携わるエンジニア以外にとっては縁遠いものとなっています。

それが、3Dプリンター界隈で近年注目を集めるキーワードのひとつとなっており、

ここではその背景と展望について紹介します。

 

製品開発におけるリバースエンジニアリングは、機械を分解し内部の構造を分析し、

形状を似せた部品をもとに組み立てるというのが大まかな流れでした。

そこでは人間が認識、人間の手で複製するというプロセスがありました。

これがそのまま3Dスキャナーで認識、3Dプリンターで出力するように置き換わったのです。

3Dスキャナーと3Dプリンターが、リバースエンジニアリングを製品開発の一分野だけでなく、

幅広い企業活動や、ひいては私たちの日常生活の「あったらいいな」をかたちにするところにまで

適用可能性を広げていったのです。

例えば、「廃盤になった古い機械のパーツのひとつがあればいいのに...」

といった際には現物があればそれをスキャンし、複製することができます。

また、既製品の一部を自分なりにアレンジしたいというニーズも実現できるのです。

 

こう説明すると簡単なことのようですが、実際はスキャナー、プリンターともに

取扱いにはまだまだ技術的なハードルがあります。

また、スキャンしたデータをそのままプリントできるわけではありません。

図面やプリント可能なデータにするには、編集と加工が必要になります。

しかし、設計会社を母体としている私たちは、その点を補うことには長けており、

潜在的には様々な需要があるのではないかと考えています。

 

モノの数だけ活用法が眠っているのです。

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